保護者は療育者になっちゃダメ!

今後の注意点…というか、心に留めておいて欲しいことがあります。

療育を受けていると

療育先、通園通学先、地域、
そして、ご家庭で一貫した対応や対処が求められます。

一貫して同じ対応を行うことで、お子様はルールを理解し、安心して過ごせるようになります。
それは間違いないんです。

ただ、忘れていけない大事な視点があります。

  • ご家庭はお子様が安心して自分らしく過ごせる場所でもあります。
  • 保護者は愛すべき家族であって、療育者ではありません。
    なので、保護者は必死に「療育」をする必要はないんです。

何より大切なことは、愛されている、認められていると安心できること。
そんな、どんな自分でも最後まで見捨てられず
愛情のシャワーを浴びることができる環境です。

もし、お子様が療育先や園、学校で必死に頑張ったのに…
大好きなお家でも自分らしくすごせない!

苦手なことにチャレンジしている、練習中である…
ずっと頑張り続けることはストレスになります。大人でも耐えられないと思います。

それが、安心して過ごしたい、自分の帰るべき家でも永遠に続くと…
お子様のストレスは溜まり、心身共に疲弊していきます。
*これが原因で問題行動が増えることも少なくありません。ご家庭で何より大切なことは

  • 家庭はお子様にとって安心して過ごせる場所であること
  • 一見、親バカや甘やかしに見える行為でも
    愛情を伝える、抱きしめる、お子様が幸せなら何でもOK!
    そのスキンシップがお子様が次に頑張る源になります。
  • お子様と保護者さまが笑顔( ^∀^)で過ごすこと。
  • これを一番大事にしてください。心の安全基地があればお子様は頑張れます。

大人も同じです。

とは言え、本当に甘やかすことと、愛情を示すことは違います。
線引きは怒る叱るかにするとわかりやすいかもです。

怒る=大人が感情に任せて怒りを向ける
叱る=大人の感情は含まず「ダメなこと」を伝える

療育先から言われる「協力してほしいこと」を完璧じゃなくてもいいので取り入れてください。

療育先や家の外で「頑張ってるね!」「すごいね!」「えらいね!」
褒めて伸ばしている所を一緒に褒めてください。

これだけも、一貫した対応になります。

「当たり前のことが出来て褒めて子供がダメになるんじゃないですか?」

これはよく初期の頃にいただく質問TOP3に入ります。
大丈夫です。

子供は成長を楽しめ、誇りになります。
出来てなかったことを褒め続けると、ある日「そんなことで褒めないで」
と言われる日が来ます()

お子様は成功体験を積む場所が増え、やる気が溢れてきます。

そして、それも保護者さまの負担が少ないことだけでいいです。
療育者は勤務が終われば自由です。
だから1日数時間、お子様に合った支援や対応を届けられます。

しかし、保護者さまは違います。

24時間、守るべき者のために日々忙しくしています。

そこに完璧な療育を組み込むことは、かなり難しく保護者さまの笑顔がなくなります。

先生達みたいにできないのは当たり前です。

先生たちは1日数十名の生徒を見るので

引き出しの数が桁違いです。
療育の実践経験の差です。

また、療育先で出来るのに、自宅ではできない。

これも当たり前です。

しっかりお子様のスキルになれば、自然と自宅でもどこでもできるようになります。

素の自分でいられる場所、自分をありのまま受け入れてほしい場所で出来るようになるのは、
順番的には最後だと思っておいてください。

多くの保護者さまは、お子様を

愛しているから、心配だから怒ってしまいます。

人間なので感情的になることもあります。

喜怒哀楽の感情がなくなった場合は心療内科受診や専門家への相談をお勧めします。
頑張りすぎている危険信号です。

  • ご家庭はお子様の安全基地であること
  • 保護者さまも1人の人間であること
  • 保護者であって療育者ではないこと

これを理解した上で、お子様にとって最高最強の理解者でいてください。

1日1つでもいいので愛情を伝えてください。ハグでもいいんです。

これらは、どんな名医でも専門家でも出来ない、保護者にしかできない何より大切なステップです。

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この記事を書いた人

ジョシバスタッフです。
やりたいこと、やらなきゃいけないこと、実現したいこと、、、
たくさんあって悩ましい毎日ですが、
ひとつひとつ消化していきますので、
暖かく見守っていただければ幸いです。

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