WordPressは、世界中で使用されているオープンソース(*1)のウェブサイト作成ソフトウェアです。
その特徴は、使いやすさ、カスタマイズのしやすさ、そして豊富なプラグインとテーマによって、ユーザーが自由に機能を追加し、デザインを変更できることです。
また、ブログをはじめとした、さまざまな種類のWebサイト作成が可能であり、初心者でも簡単にウェブサイトを制作することができます。
WordPressはオープンソースソフトウェアです。WordPressは、自由に使用、共有、変更することができるライセンスでリリースされています。WordPressのオープンソースの性質は、コミュニティによる開発と改善を容易にし、世界中の開発者やユーザーがコードに貢献できるようにしています。
オープンソースとは、ソフトウェアの開発や改良、配布にあたって、ソースコードを一般に公開することを指します。つまり、ソフトウェアの中身であるソースコードを誰でも閲覧、改良、利用できるようにすることで、自由かつ透明性の高いソフトウェア開発が可能になるという考え方です。
オープンソースの利点は、誰でもソースコードを見ることができるため、安全性や品質の高いソフトウェア開発が期待できること、また、利用者や開発者が自由に改良や拡張ができるため、カスタマイズ性や柔軟性に優れていること、さらには無償で配布されることが多く、低コストで利用できることなどが挙げられます。
一方で、オープンソースのデメリットとしては、一般に商用ソフトウェアに比べてサポート体制が弱いことが挙げられます。また、オープンソースのソフトウェアには、ライセンスによって利用条件が規定されているため、注意が必要です。
ただし、オープンソースのソフトウェアは多岐にわたり、利用者にとって選択肢が豊富な状況です。
目次
Webサイト制作の王道、WordPress!
WordPressは、初心者からプロまで幅広いユーザー層に人気があります。
簡単にインストールでき、使いやすいインターフェイス(*2)と多様なカスタマイズオプションがあるため、多くの人が自分のブログやウェブサイトを作成するために利用しています。
最新の調査結果によれば、ワードプレスの世界シェア率は63.7%、日本国内シェア率は83.6%となっています。これらの数字は、ますますワードプレスが人気を博していることを示していますね。
(参照サイト:https://manuon.com/cms-share-ranking/)
また、WordPressは、SEO(*3)にも強く、検索エンジン上位表示を目指すウェブサイト制作者にとっては必須のツールの一つとなっています。
インターフェースとは、異なるもの同士をつなげる道具のことです。例えば、スマホやパソコンの画面やキーボード、マウスなどがインターフェースになります。これらの道具を使って、人がスマホやパソコンとやり取りをすることができます。
また、プログラムの場合にも、別のプログラム同士をつなげるための道具であるAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)があります。APIを使うことで、異なるプログラム同士が情報を共有したり、連携したりすることができます。
つまり、インターフェースとは、異なるもの同士をつなげるための道具や方法であり、スマホやパソコンなどを使う時には、画面やキーボード、マウスなどがインターフェースになります。
SEO(Search Engine Optimization)とは、ウェブサイトをより多くの人に見てもらうための技術や戦略のことです。具体的には、検索エンジン(GoogleやYahooなど)で特定のキーワードを検索した時に、自分のウェブサイトが上位に表示されるようにするための対策を行います。
例えば、あなたが自分の作ったウェブサイトをたくさんの人に見てもらいたいと思った場合、SEO対策を行うことで、検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようにすることができます。SEO対策には、キーワードの選定や、タイトルや説明文の最適化、他のウェブサイトからのリンク集めなどが含まれます。
つまり、SEOとは、自分のウェブサイトを検索エンジンの上位に表示させるための技術や戦略のことであり、検索結果で上位に表示されることで、より多くの人に自分のウェブサイトを見てもらえるようになります。
なぜWordPressが選ばれるのか?
WordPressがウェブサイト制作で人気ナンバーワンな理由は、以下のような点が挙げられます。
- 利用者が多いこと:WordPressは多くの人が利用しており、そのため多くの情報やプラグインが存在しています。また、開発者も多く、セキュリティ面の問題にも迅速に対応できます。
- 無料で利用できること:WordPressはオープンソースのCMSであり、無料で利用することができます。また、多くの無料テーマやプラグインも存在しており、低予算でのウェブサイト制作に向いています。
- カスタマイズ性が高いこと:WordPressはテーマやプラグインを使用することで、デザインや機能を自由にカスタマイズすることができます。また、PHPやCSSなどの知識があれば、より細かいカスタマイズも可能です。
- SEOに強いこと:WordPressはSEOに配慮した構造になっており、タグやカテゴリーの設定、パーマリンクの設定などが容易にできます。また、SEOプラグインも多数存在しており、SEO対策がしやすくなっています。
- レスポンシブ対応が容易であること:WordPressの多くのテーマはレスポンシブ対応しており、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも見やすいデザインになっています。また、プラグインを使用することで、より高度なレスポンシブ対応も可能です。
これらの理由から、WordPressはウェブサイト制作で人気ナンバーワンとなっています。
WordPressのライバルは・・・
WordPressのライバルとなるCMS(コンテンツ管理システム)としては、以下のようなものがあります。
- Drupal:多機能で拡張性が高く、セキュリティ面でも高い評価を受けているCMSです。企業や政府機関などで採用されることが多いです。
- Joomla:中小規模のウェブサイト制作に向いたCMSで、使いやすさに優れています。また、豊富な拡張機能があるため、柔軟なカスタマイズが可能です。
- Magento:ECサイト構築に特化したCMSで、オープンソース版と有料版があります。大規模なECサイトに向いており、豊富な機能や拡張性、セキュリティ対策が特徴です。
- Wix:ビジュアルエディターを使った、初心者向けのウェブサイト作成サービスです。CMSではありませんが、WordPressと同様に広く使われています。
- Jimdo:独自のドラッグ&ドロップエディターを備えたWebサイト構築ツールです。WordPressとは異なり、コーディングや技術知識が不要で、初心者でも簡単にWebサイトを作成することができます。ただし、カスタマイズ性が低く、大規模なWebサイトの構築には向かないとされています。
なお、これらのCMSはWordPressに比べてシェア率が低いため、一般的なウェブサイト制作ではWordPressが最も選ばれることが多いです。
コメント