楽になったWordPressのセットアップ
レンタルサーバーが機能アップ
最近のレンタルサーバーでは、WordPressをプリインストールできる機能が付いているところが増えています。
従来であれば、専用のデータベースを準備し、WordPressをFTPでアップロード、HTMLエディタでconfig.phpファイルにデータベース情報を記載してアップロード……のような作業が必要でした。
この面倒な初期設定が不要になった分だけ作業負担が減りますので、WordPressプリインストール可能なレンタルサーバーの活用がこれからの主流になると思われます。
ドメイン取得もレンタルサーバーで!DNS設定
ドメインもレンタルサーバーで取得できるところが増えてきました。ドメインを有効にするために必要なDNS設定等が不要になりますので、これもレンタルサーバー選定の判断基準のひとつです。
DNS(Domain Name System)は、インターネットで使われる特別なシステムです。IPアドレス(数字の識別番号)とドメイン名(覚えやすい言葉)を紐づける役割を担っています。DNSがないと、覚えにくいIPアドレスを使ってウェブサイトにアクセスしなければなりませんが、DNSがあるおかげでドメイン名を使って簡単にウェブサイトに接続できるようになります。DNSは、インターネットの住所録のようなもので、私たちの利便性を高める大切なシステムです。
役割 | 表示例 | |
---|---|---|
ドメイン名 | 任意設定した名称 | example.com |
IPアドレス | ネットワークや コンピューターの識別番号 |
192.168.1.1 |
「https://」化するためのSSL設定
「https://」もホームページ制作者には必要な機能です。本来、SSLは年間契約でしたが、レンタルサーバー提供の場合、更新期限の管理が無くなり、イージーミスを減らせます。
メールアドレスの設定
クライアントによっては、自社ドメインのメールアドレスを希望する方もいらっしゃいます。大半のレンタルサーバーでメールサーバー機能が含まれていますので、メールアドレスのサポートも比較的簡単に提供が可能です。
知っておくべきMySQLの存在
MySQLデータベースのID、パスワード
MySQLとはデータベースソフトの名称です。WordPressで制作するすべてのコンテンツは、MySQL上のデータベースにすべて格納されます。逆にMySQLが存在しないとWordPressは機能しません。
MySQLには、ログインIDやパスワードなど、個人情報やセキュリティーに関わるデータも入っています。WordPressの操作上、変更できないとされている項目も、MySQL上では変更可能です。
直接操作することはほとんどありませんが、何らかのトラブルが発生した際にチェックすることがありますので、MySQLの存在は覚えておく必要があります。
データベースのバックアップ
MySQLに格納されたデータは、定期的にバックアップすることをお薦めします。バックアップ方法は、WordPressのプラグインを利用する方法がスタンダードでしたが、最近のレンタルサーバーでは、データーベースのバックアップもサービスに組み込まれていますので、レンタルサーバーをフル活用すると良いでしょう。
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